新型コロナウイルス (COVID-19)におけるウイルス検査率と検査待機日数の影響推定

本報告では,新型コロナウイルスの感染プロセスをエージェントベースモデルに実装し,PCR検査法に代表されるウイルス検査の検査率と検査待機日数の影響についての比較検討を行った.20種類の検査率比較実験と36種類の検査待機日数比較実験を行った結果から,軽症者の受診率の増加とウイルス検査率の増加および検査待機時間の短縮は,軽度入院者数の増加につながる一方,感染拡大を防ぎ重篤患者数を減少させる効果があることが推定された.
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筑波大学 倉橋節也
SocsysRep2020-003